2020年から始まったコロナウイルスの感染症問題は、マッチングアプリ業界にも大きな影響を与えました。
これまで右肩上がりでの成長を続けてきた大手各社は、2020年に発表した決算資料等で前年よりも微減もしくは横ばいの数字を出すケースが増えています。
ただし、利用者や新規登録者が大きく減ったと言い切ることはできない状況です。
感染予防の観点から新たな出会いや食事を含めたデートを控える目的で退会・休止をする人が多い一方で、リアルな場で会えなくなって利用する人が増加しています。
また、新しい生活様式に合わせて、大手マッチングアプリは続々とアプリ内で使えるオンラインビデオ通話機能を導入させています。
大学生を中心にオンライン授業へ変わる人が増え、進学したのに大学での友達がいない。さらには大学生活の楽しみであったサークルがなく、大学へ行った意味が半減したと感じている方が増えています。
コロナウイルスは第3波くらいまで若者は感染リスクおよび重症化リスクが低いと言われていました。
こうした背景によって2020年から2021年前半の時期は会社員や医療従事者の人が減少し、時間を持て余して出会いに飢えている学生が大幅に増えたと言われています。
外出自粛要請の影響などがあり、リアルな場で出会いを得られない人が急増しています。
合コンや婚活パーティーなどは無くなり、テレワークやオンライン授業の影響によって職場や学校での出会いも激減しました。
また、出会いそのものがあった場合でも感染予防の観点からデートには誘いにくいなど、恋愛に消極的になる人が増えています。
デートを断る際も「今はこんなご時世だから」など感染リスクを言い訳にするケースが多く、デートが断られやすくなったことで一歩踏み込めなくなってしまった方が多いようです。
リアルでは出会いが少ない上に関係を発展させるハードルが上がったことから、気軽に出会いを得られるマッチングアプリの需要が高まっています。
コロナ前に比べてルックスや性格に魅力がある利用者が増え、真剣交際を目的にする人の比率が高まるなど会員の質が以前よりも高まっていると言われています。
2020年以降は大手マッチングアプリが続々とオンラインデート機能を追加する対応をしました。
通常の有料会員であれば無料で使えるケースが多く、アプリ内のオンライン通話は1日1回15分に制限するなどして迷惑ユーザーとのトラブルを回避しています。
ビデオ通話を活用したオンラインデートは、写真やメッセージのやり取りでは伝わらない雰囲気やフィーリングが分かると評判です。
感染症が完全終息して従来の日々が戻ったとしても、オンラインデートは高い需要を維持するでしょう。
コロナウイルスの影響で利用者が急増したとは言い切れませんが、会員の入れ替わりが激しくなっていることは確かです。
また、会員の質や年齢層に変化が出ていて、オンラインデートという新機能が追加されるなどのパワーアップがされました。
ワクチン接種が進むにつれて20代と30代以上のユーザーが戻ってきています。
幅広い年齢の素敵な男女が続々とマッチングアプリを始めているので、少しでも興味を持っている方や出会いを探している方は今のタイミングで始めるべきかもしれません。