まずはじめに2018年1~12月のマッチングアプリ売上ランキングをご覧ください。
市場規模:168.2億円
参考元:モバイルインデックス
少し古いデータですが、マッチングアプリの公式情報による売上データは2018年以降のものがありません。
現在もタップル誕生とPairsが大きなシェアを獲得していて、2018年に比べてTinderとOmiaiがシェアを伸ばしていると言われています。
大きな転機になったのは業界最多の会員数を誇るPairsの創業者が、2019年に運営会社のエウレカをアメリカのInterActiveCorp社(IAC)へ売却したことです。
そしてPairsによる単体売上が非公開になったことをキッカケに、大手も同様に売上を公表しない対応へ変化していきました。
当サイトでは、独自に最新の業界動向を分析しています。
業界最大手のタップル誕生を運営する株式会社タップルの決算期別純利益をご覧ください。
2021年9月期 | 4億3,400万円 |
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2022年9月期 | 5億300万円 |
2023年9月期 |
9億1,300万円 |
あくまでも純利益ベースですが、2020年9月期は初の減益になりました。
その後も3年連続で減益が続きましたが、2023年9月期は前年度の約2倍近い利益が出ています。
減益の理由は売上の鈍化なのか事業投資の影響なのか不明です。
業界大手の一角を担うOmiaiはセグメント別の売上が非公開になっているものの、有料会員数を公表しています。
2017年6月期 | 40,118人 |
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2018年6月期 | 53,407人 |
2019年6月期 |
76,801人 |
2020年6月期 | 76,685人 |
2020年6月期は微かながらも有料会員数が減少へ転じました。
大きな要因になったのは新型コロナウイルスの感染拡大です。
マッチングアプリ市場は2012年にPairsとOmiaiがリリースされて以来、毎年市場規模を成長させてきました。
しかし、2020年に国内外の情勢が大きく変わった影響から市場の成長が鈍化してしまった様子です。
ただし、中長期的にマッチングアプリの市場規模が成長路線であることに変わりはありません。
感染症のパンデミック(世界的大流行)が終息すれば、かつてないほどの大きな盛り上がりを見せてくれるかもしれません。