マッチングアプリの累計会員数は増え続けていますが、カップル成立や結果を残せずに退会するユーザーも多く、ユーザーの入れ替わりが激しい業界です。
アクティブユーザーの利用者数に明確なデータはありませんが、幅広い角度から実際にどのくらいの方がマッチングアプリを利用しているのか検証してみました。
マッチングアプリ最大手のペアーズでは、2018年2月からの1年間で累計会員数が300万増えて1,000万人を突破したことを発表しました。
このデータを見る限り、ペアーズだけでも新しく始める方が年間300万人いて、長期間活動するベテランユーザーを含めればアクティブユーザーが常時100万人前後いることが分かります。
なお、このほかにも累計利用者数やアプリのダウンロード数で100万人を超えているマッチングアプリは多数(当サイト調査時で8つ)あるので、全てのマッチングアプリの累計会員数は3,000万人前後いる計算になります。
ただし、複数のマッチングアプリを併用したり、乗り換えしたりして活動するユーザーもいるので、3,000万人がマッチングアプリを使ったことがあるというワケではありません。
参考元:エウレカ(ペアーズの運営会社)
MMD研究所がスマートアンサーにてスマホ所有者1,179名を対象に行った2019年版のアンケート調査によると、利用したことがあるマッチングサービス・アプリでペアーズと回答した方は男性49.7%、女性58.6%でした。
およそ50%の方がマッチングアプリでペアーズを選んでいることを考えると、年間で新規にマッチングアプリへ登録する人は約600万人いる計算です。
このほか、20代向けのアンケート調査でマッチングアプリの利用経験者が50%前後の数字を出していることも多く、毎年数百万人単位の新規会員が流入している業界であることは確かです。
参考元:MMD研究所
マッチングアプリの大手はペアーズとOmiaiが2強と言われています。
最大手のペアーズを運営するエウレカは非上場ですが、Omiaiの運営会社「株式会社ネットマーケティング」は上場企業で業績を公開しています。
ネットマーケティングの売上高を見ると2020年6月期の決算は過去最高の163億円を予想。ちなみに2018年6月期の実績は140.5億円でした。
2017年6月期の売上高は約100億円なので、4年で163%アップした計算です。
Omiaiは2018年に料金の値下げをしているので、利用者数は実質1.8%前後になっている可能性が高いでしょう。
人気を分け合っているペアーズも直近3年で利用者数が2倍前後になっている可能性が高そうです。
一部ではマッチングアプリの全盛期が過ぎ去ったといった声を聞こえますが、主要な運営会社の売上や会員数が増えるペースを見る限り、利用者数は現在も増え続けていることがよく分かります。
特に20代の社会人では、マッチングアプリを利用するのが当たり前と言われるように変化していて、一部ではリアルよりも幅広い選択肢があるマッチングアプリでの出会いを優先している方もいるようです。